庭の話

“庭の一隅に少し汚い所も残しておくことが、最近イギリスのガーデニングでも広まりつつあります。秋の終わりにその年の最終の庭の手入れをした後、きれいに片ずけるのではなく枯れた草花は 一部をそのままにして鳥達の為に種を残しておいてやります。てんとう虫も枯れた草花の中で冬眠するからです。剪定した木や枝も庭の一角に昆虫やハリネズミの為に置いておきます。清と濁これもバランスです。”

と、以前このような内容のメールを頂いたのですが、状況の違うわが家の庭を例にとって考えてみました。

わが家の庭はガーデニングと言えるほど広くはないのです。と言えど、取りあえず一戸建てで木もあります、林が近いこともあって、風が吹けば見覚えのない落ち葉や杉の葉などが吹きだまっていたりします。28年も前に建てられた家なので松の木もあり、ハーブや花を植えると和洋折衷な感ですが、狭いところに野菜まで植えられていて、まったく整然としない。「こうでなければならない。」と言うものを、すでにあきらめていて、何でもありの庭です。窓を開ける季節は楽しく、蝶やカマキリ、てんとう虫、ハチ、雨蛙、ヤモリ、トカゲ、まだ名前の知らない小鳥たちも入れ代わり立ち代わりたくさんやって来ます。そんな小動物たちがまったく来ない庭というのは、今は考えられません。こんなに小さなうちの庭でも冬ごもりをしてまた姿を見せてくれたのだと思うと、あまり綺麗でなくてヨカッタナなんて思うこともあります。季節ごとにそっくりそのまま入れ替えられたような整然とした庭は作れません。虫嫌いだった私が変わったものです。生きている庭を見ていると自分も生きているんだなあと感じることができ、「小さく」幸せだなあと感じます。
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by stav | 2009-01-07 15:26 | 環境


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